注目!気温と売れ行きの親密な関係
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みなさんこんにちは。田中です。
◆気温との関係
ここ数日、暑い日が続きますね。電力状況も心配で毎日でんき予報をチェックしています。
暑い暑い。。。
今回は気温と売れ行きの関係についてTipsをまとめてみたいと思います。
定番的なマーケティングTipsですのでおさらいや復習の備忘録としてもご活用くださいませ。
<JMR生活総合研究所&爽力取材放課後ニュース(Powerd by LOTTE)からのまとめ>
各温度以上になると売れ始めるもの
・19℃以上:半袖Tシャツ
・20℃以上:ビール、アイスクリーム、エアコン
・21℃以上:ポロシャツ
・23℃以上:浴衣、じんべえ
・24℃以上:水着
・25℃以上:清涼飲料、麦茶、冷麦、水ようかん
・26℃以上:牛乳、殺虫剤
・27℃以上:アイスクリーム、ところてん、すいかの売れ行き急増
・28℃以上:夏物衣料、うなぎ蒲焼、日焼け止めクリーム
・29℃以上:日傘、パラソル
・30℃以上:ビールと牛乳は急増、シャーベット、アイスクリームは20℃の時の2倍の売れ行き
なるほど。
30℃以上でシャーベットの売れ行きがよくなるというのは有名な話ですが、牛乳がバカ売れするのですね。。。
購買履歴データを分析できる環境の方は、これらの定説について検証することができますね(笑
弊社は本社が札幌につき、気候・気温差やそれに伴う地域文化差があったりするかもしれませんが、上記は全国的な傾向として押さえておきたいTipsですね。
気温とモノの売れ行きの密接な関係性を頭に入れたならば、それを踏まえた提案が行えますね。
さて、ついでですので、2007年~2011年の過去5年間の一日の最高気温の平均値を札幌と東京で比べてみました。
ここ5年の動きですが
・東京では、夏休み入る頃の7月末に1日の最高気温は一気に上昇しますが、8/1はなぜか一旦暑さが落ち着く。その後、お盆期間に向けて最高気温はぐんぐん上昇する。
・札幌では、「暑いねぇ」とげんなりするのは8/3頃からお盆が終わるまでの10日~14日程度。お盆が過ぎると一気に秋の気候になる。
(しかし、今年は先週の7/26から6日連続で暑い日が続いております。。。)
そんな特徴がありますね。
気温データと上記の売れ行き法則を考えると、札幌でビールが「急増」することはないことになってしまいますが。。。(笑
この辺は、購買履歴データや統計局が発信しております「家計調査」データなどとも比べてみるといいですね。
なお、2010年はラニーニャ現象の影響で、猛暑になり、アイスクリームのガリガリくんが品切れになるなどの話題がありましたが、上記期間のエルニーニョ/ラニーニャ状況については
2007年:ラニーニャ
2008年:平均
2009年:エルニーニョ
2010年:ラニーニャ
2011年:ラニーニャ
という状況でした。(近年はラニーニャづいてますね。。。)
なお、この図は気象庁で公開されている気象データを元に構成しております。
気象データには、1日の平均気温、最高気温、最低気温の他、気圧、降水量、湿度、風速・風向、降雪量といったデータも公開されておりますので、エクセルなどでデータをまとめて分析されますと、意外な発見があるかもしれませんよ!
今日から8月です。暑い日は続きますが、みなさんも体調をくずされませんよう、ご自愛くださいませ。