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師走に入り、皆さまお忙しくお過ごしのことと存じます。営業企画部マネージャーの伊勢です。
札幌では日に日に朝の空気がピーンと張りつめたようになり、出勤の際に心地よい緊張を感じます。ただ、これが極寒の2月ともなると、心地よいどころか、痛いくらいの寒さに変わってしまいますが・・・。ぶるぶる・・・。
そんなことは、さておき。
皆さま、そろそろ年賀状のご準備など始められる頃でしょうか。
不精者の私は、年賀状は大晦日の紅白を見ながら書くのがここ数年の定番となってしまっています。
年が明けてから出すという、大変失礼なことをしながら、元旦に届く年賀の枚数が少ないと、ちょっと寂しくなってしまったり。やはり、年の初めに親しい方からのメッセージが届くのは、とても嬉しいものです。
そんな中、この時期に毎年悩むことがございます。
それは、「喪中はがき」です。
今までは、この方には今年年賀状を出せないな。と、宛名チェックする際に気に留めるくらいで、正式には、寒中見舞いを出すべきところですが、それも出さずに過ごしておりました。
最近は中々会うことも出来ず、年1度の年賀状でお互いの近況を伝え合う方もいらっしゃる中で、お返事も出さずにいるのはどうかなと思っていたところ、親しい友人のお父様がお亡くなりになったとの喪中はがきが届きました。
すぐに連絡を入れましたが、急だったことと、実家が遠方のため、あまりお知らせしなかったとの事。
お悔やみを述べつつも、遠方でご焼香に伺うことも叶わず、何もできないものだなと感じておりました。
先日、クライアント様である郵便局関係の方とお話していた折に、「喪中見舞い」の話題が出ました。
郵便局の商品として、喪中お見舞いとして利用できる「お線香だより」なる商品が出たとの事。お悔やみカードとお線香がセットになったもので、切手を貼ってそのまま出すことができます。
思わず「それ買います」と早速購入。まさしく、ニーズに応えてくれた商品です。
こちらが 「お線香だより」
喪中はがきの後、寒中見舞いを出すことが少なくなってきており、さらに翌年からは年賀のリストからも外れてしまうなど、年賀はがきの枚数低下にも繋がっているため歯止めをかけたい意向と、日本古来の人を思いやる気持ちを届ける新しい習慣としてご利用いただければ。
というのが郵便局さんのマーケティング的な意図のようです。
なるほどと思いつつも、気持ちを届けるという意味では、良い商品だと素直に共感しました。
誰に何を。いったい何のためにその商品やサービスを届けたいのか?
お線香だよりをきっかけに、そんなことに想いをめぐらせました。