【ノウハウ】特注の作業用段ボールを作り出す工夫
みなさんこんにちは。
これなんだかわかりますか?
段ボールだということは分かると思いますが、実はこれ、特注の段ボールなのです。
手仕事主義の弊社ですので、担当するお仕事は、規格外の案件を担当させていただくこともよくあります。
ですので、仕事内容に拠っては既製品の道具では品質や効率が悪くなる場合もあります。
そこで、正確かつスピーディに対応していくため、私たちは道具自体もよく作ります。
こんなお話しは、通常だれかに紹介することはありませんし、関係者のみなさんくらいしかご興味がないことかと思いますが(笑
でも・・・
普段私たちがどんな工夫をしながら日々の仕事に取り組んでいるか、少しでも知っていただけたらと思います。
例えば、今回のこの特注の段ボール。
上から見るとこんな感じです。
ご覧のように、二重に重ねて使っていますし、二重にしてぴったりとなるサイズで作ってもらっているのです。
こうすることによって、十分な強度を作ることができるのです。
もちろん、段ボールの内寸だって重要です。
下の写真では、PP袋に入った納品物を2つ、寝かせた状態で入れています。
PP袋の天地や横にスキマがあって不安定じゃないか!? と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
納品用ではなく作業用の段ボールだからこそ、このスキマが作業上重要な意味があるのです。
どう重要かは、込み入ったノウハウですので、またの機会にご紹介します。
今度は横向きに立てて配置した際の絵です。
納品物に対して、段ボールの高さが1mm、2mmだけ高くしてあります。
こうすることで、フタを閉じても箱内にスポッと収まりよく収納されますので、商品に傷をつけずに済みます。
高さについては、規格ものの段ボールでも近いフィット感はありますが、この作業用段ボールは、幅・奥行・高さすべてが、ジャストフィットするように作っています。
ある程度繰り返し制作することが見込まれる仕事ならば、スピードも品質も末永く一定にするべく、最適な作業環境と道具を作りながら日々取り組んでいます。
モノがお客様の手に届いた時、なんの違和感も感じられることがないよう、仕上がり品質の維持・向上に向けて、日々取り組んでいます。